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長年の片想いが実って、やっと付き合えたのに

Mさんには、長年片想いをしていた彼がいました。

やっとの思いで付き合えるようになった。それだけで十分すぎるほど幸せなはずだったのですが……。

けれど、つきあい始めてしばらくすると連絡の頻度が減ってしまいます。ただそれだけのことが、Mさんの中の不安の種は大きくなってしまったのです。

「前はもっと連絡くれたのに」
「やっぱり、私のことそんなに好きじゃないのかも」

ここから、Mさんの「愛されていない証拠探し」が始まりました。

何を見ても「愛されていない」に結びつけてしまう

連絡が少し遅い。既読スルー。前より素っ気ない気がする。

そのひとつひとつを、Mさんは「愛されていない証拠」として積み上げていきました

冷静に見れば何でもないことも、「愛されていない前提」で見ると全部がその証拠に見えてしまうのです。彼の何気ない言葉も、ちょっとした態度も、全部が「自分を大事にしていない証拠」に変わってしまいました。

結果、お別れすることに。

「チャラ男に騙されたバカ女」という思い込み

別れたあと、Mさんは当初こう思いました。

「私はチャラ男に騙されたバカ女だ」

惨めで、情けなくて、ひどい目に遭ったと思っていました。

でもある日、ふとLINEのやりとりを読み返してみたのです。

すると、ひどいことなんて何も書かれていなかった

冷たい言葉があったわけでもない。傷つけるようなことを言われたわけでもない。長年好きだった人を「チャラ男」に仕立て上げ、自分を「バカ女」に仕立て上げていたのは、他でもないMさん自身の思い込みだということに気づいたのです。

彼にも自分にも失礼な「壮大な勘違い」

Mさんが気づいたのは、「愛されていない」という前提が、現実をすべて歪めていたということだった。

好きで好きでたまらなかった人を「チャラ男」扱いすることは、彼に対してとても失礼なことだった。そして自分のことを「バカ女」と決めつけることも、自分に対してとても失礼なことだった。

それは事実ではなく、「愛されていない」という前提が見せていた幻だったのです。

彼がひどかったわけではない。Mさんの見方がそうさせていただけでした。

「不平不満、不足にしない」と決めた

Mさんは、「彼のことも自分のことも、不平不満や不足にしない」と決めました。

彼を「足りない人」として見ない。
自分を「足りない人」として見ない。
起きていることを「愛が足りない証拠」にしない。

特別なことをしたわけではありません。ただ、目の前の人と自分を「不足」で定義しないと決めた。それだけでした。

その結果、Mさんは復縁したのです。

現実が変わったのではなく、見る前提が変わった

この話が伝えていることは、とてもシンプルなこと。

「愛されていない」と思って見れば、目の前の現実は全部その証拠になる。「愛されている」と思って見れば、同じ現実が全部その証拠になる。

起きていることは同じ。違うのは、どんな前提で見ているかです。

Mさんは彼を変えたわけではありません。現実を操作したわけでもありません。自分が持っていた「愛されていないという前提」に気づいて、それを静かに外しただけです

好きな人を「チャラ男」にする必要はなかった。自分を「バカ女」にする必要もなかった。

そう思うから、そうなる。

あなたが今、目の前の人や自分のことを「不足」で見ているなら、それは事実ではなく、ただの前提かもしれません。

 

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